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賃貸物件と何が違うのか？

一般的な賃貸物件の場合、契約時点で建物が建っていたり、建築中であったりと既に間取りや坪数・外観など決まっている物件を借りるので、立地・間取り・建物の形・外観・内装など妥協する事も出てくると思います。建て貸しとは、お客様が出店したい場所（エリア）で、ご希望の坪数や間取りを取り入れた理想の建物を建ててもらい賃貸契約を結ぶ方法です。

勿論、そんな事はございません

上の「建て貸しとは？」だけ読むと凄く借り手に有利な契約と思われるでしょうが、貸主（家主様）も事業としてお貸しする訳ですから当然、利益が無いと事業として成り立ちません。ここで詳しくどうして建て貸し事業が成り立つのかを分かりやすい金額で説明させていただきます。例えばA社が支店用の物件を地主様に建ててもらうとします。A社の希望をふんだんに取り入れたプランで建築総額が銀行融資金利を含めて2億円とします。工事費は家主様負担ですので、2億円+毎年必要な固定資産税等の税金+家主様利益20年分＝2億5千万円となりました。敷金を5千万円で設定した場合、残りの2億円を20年（240回）で割りますと約83万円となります。こちらが月額賃料となります。また、せっかく御社仕様の建物を建てたのに数年で解約されると家主様は大赤字となりますので、契約の際に20年間は解約出来ません、解約する場合は敷金没収+違約金○○円を支払って下さいと明記された契約書を交わします。この契約書を交わす事により少なくとも家主様が負担した建築費が保証される事になります。

良い事ばかりではございません

メリットについて

1：ご自身で建てられるよりも初期投資費用が格段に安くなります。

2：ご希望の地域で理想の間取りの新築物件が借りられます。

3：賃貸物件ですので契約期間中の防水や外壁補修などは家主様がご負担されます。

デメリットについて

1：新築建て貸しなので家賃が付近相場よりも高くなります。

2：10年～20年の家賃保証が付きますので左記契約期間内に解約する場合はペナルティが発生します。

3：物件はハウスメーカーが工事付きで探してきますので合い見積もりが出来ません。